田崎染工

昔から「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」と言いますが本当に年明けからあっという間でした。

仕事の中身を紹介するブログも二月は一度しか書けませんでした。
難しい内容の仕事に忙殺されてしまうと色んなところで余裕が無くなってしまうのでバランスよく過ごしたいものです。

本日紹介する内容は過去にも別のお着物でもございましたが
「大島紬の汗の変色シミ」です。

大島紬のような先染めの場合、このような汗による黄変のシミをきれいにするのはとても難しいんです。

田崎染工

両方の胸に汗シミが発生しています。
通常は身体により近い下前のシミが大きくなってしまうケースが多いのですが
今回は上前胸(下の画像)のシミが大きいです。

 

田崎染工

胴裏は年季が入って全体に黄ばんでしまっています。
汗シミの真裏の胴裏はたいていこのように白くなっています。
汗の成分の影響でこうなります。

田崎染工

↑※アフター画像が白っぽく見えるのはカメラの露出の違いによるものです。

 

田崎染工

大きかった方の左胸です。
まだ少し黄ばんでいますが、この程度にとどめておかないと絣の柄が消えたり、色の滲みが発生してしまいます。

今日のタイトル
「深追いは禁物」です。
シミを深追いし過ぎてお着物を台無しにしてしまわないように
慎重に作業を行っています。

 

 

【今回の参考料金 10,000円~12,000円程 ※消費税別】 
 

※あくまでも当店のしみぬき実績事例の紹介であり、その他すべての衣料品トラブルの解決をお約束しているわけではございません。
できるもの、素材的・生地の状態的に修整不可能なもの、
当店に来るまでに散々シミヌキ行為がされてしまった残念なもの…正直いろいろあります。

しみぬき、お着物のお手入れ・メンテナンスはぜひ当店にご相談ください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。