本日はとてもお問い合わせの多い「しみぬき料金」についてご案内いたします。
最後に料金価格帯の円グラフがありますのでご参考程度にご覧ください。

お電話やメールにて「留袖のしみぬきはいくら?」とか「醤油のしみは取れます?」
などのお問い合わせをたくさんいただきます。

しかし、そういうお問い合わせには常々、
「まずは現物を拝見してからでないと分かりません・・・。」とお答えしております。
シミの大きさ、シミの数、シミの原因、簡単に落ちるシミかそうでないかなど一枚一枚全部異なります。

それゆえ、しみぬき料金に関しては「留袖なら○○円ですよ!」とは一律にはお答えできないのです。

よくあるパターンとして
「袖に2ヶ所くらいしみがあるんですがいくらで取れますか?」などのご質問も多いのですが・・・
実際に店頭で拝見してみると、ほとんどの場合で2ヶ所以上見つかります。
これはお客さまがご自宅で見られる光の量では暗すぎてすべてのシミが見えてはいないからです。

また大きさに関しても
「1cmくらいの小さなシミなんですが・・・・」と電話口にて言われ、実際に拝見すると
500円玉サイズだったこともあります。

ほとんどのお客さまが、とても甘めに低めに申告されます(笑)

次にシミの数についてですが、
当店ではシミ1ヶ所につき○○円という料金体系はとっておりません。
理由はそういう料金体系にするととても高額になってしまうからです。


たとえばこのような黄変のシミ
わずか15㎝四方ですが、シミの濃さ、大きさ形などが様々に入り混じっています。


まず漂白します


漂白した部分をそれぞれ染料で修整します。

写真の三つの赤丸のシミだけならば、当店ならば全部で3,500円ほどでしょう。
クリーニング店さまで「落ちないシミです」とされた難易度が高いシミですが、
手間のかかる割には、1ヶ所あたりならわずか数百円程度の計算です。

そのわずか数百円も数が何百ともなればとても高額になってしまいますよね?

それゆえ当店では、費用と効果のバランスを考えた個別の料金提示をしております。
安いか、高いか、妥当であるかはお客さまの価値観と品物への愛着と愛情に因ります。

とある月の当店の「しみぬき料金/1枚当たり」の価格帯別のデータです。
※その他のオプションの加工料金は含みません


※おおよその月平均です。
このデータに占める橙色の価格帯に入るお着物は「とても重症なお着物」です。
1枚で数百の黄変シミ、所要日数で1週間ほどかかるケースです。↓
週に1枚あるかないかくらいです。

田崎染工

↑修整前の元シミの状態です。
 黄変が多発しています。

 

 

 

田崎染工

画像上 漂白と抜染で色素を抜いた状態
画像下 染料を用いて修整した状態
これほどまでに重症なのは本当に稀です。 ものすごく記憶に残る一枚です。