3月、4月は毎年のことながら「ご卒業・ご入学関連のお急ぎ物の対応」に追われていました。

 

さて、今回のご依頼ですが・・・・
某クリーニング店さまから。

内容は・・・・

デニムの色かけ直し(色修整)でした。
クリーニングの工場内で何かで挟んでしまった・・・・とのことでした。

 

全体像で見てみると、右のスネ部分が白くなってしまっていますね。
色が落ちただけでなく、生地そのものにも損傷があります。

 

皆さまご存知のように、一般的なデニムの生地は
経糸(縦の糸)がインディゴ染めされた糸、緯糸(横の糸)に白く見える糸を用いて織られています。
いわゆる綾織りですので、平織りとは違い生地の表面は無地一色にはなりません。

 

このように畝上に白い未染色の糸が確認できます。
この未染色の部分だけを残し、インディゴ部分だけの修整を行うのはとても困難です。

 

最初はお引き受けするつもりは毛頭ございませんでした。

理由は以下の通りです。
今回のデニムのダメージの程度とその範囲からして
「十分な洗濯耐久性」と「私の目で見て納得のいく修整」を両立させるのは困難なほど傷んでいると判断したからです。

さてさて、本当はお断りするつもりでしたが、
「何とかしてください、どうにか直してください」と言われたら、こちらも人間ですから気持ちが動きます。

少しずつ修整をかさねます。

 

これくらいが限界です。

 

 

※今回は修整料金は非公開とさせていただいております。

※あくまでも当店のしみぬき実績事例の紹介であり、その他すべての衣料品トラブルの解決をお約束しているわけではございません。
素材的・生地の状態的に修整不可能なもの、当店に来るまでに散々シミヌキ行為がされてしまった残念なもの…正直いろいろあります。

しみぬき、お着物のお手入れ・メンテナンスはぜひ当店にご相談ください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。