熊本のきものお手入れ処 田崎染工です。
日々、和服のお手入れ・メンテナンス業務に携わり、今までに少なくとも累計3万枚以上のお着物を直してまいりました。
一言で「お手入れ」と申しましても、一枚々しみの状態や程度が異なっており、それこそ「十枚十色」です。
地味な職業ですが、皆さまに当店の仕事の中身と技術力を知っていただきたいという願いを込め、現役のしみぬき職人の仕事の舞台裏を写真を交えて綴ってまいります。お着物に関するさまざまなご相談ごとなどお気軽にお問い合わせ・お電話ください。

 

今回は単衣の紬のお着物の衿裏交換をご紹介いたします。

 

おそらく新品時からは数十年経過していると思います。
衿裏がこのように黄ばんでますが、それ以外は特に問題はないようです。
正絹の生地が経年変化で黄ばんでくるのは仕方がないのかもしれませんが、
見た目は確かに気になりますよね。

 

衿裏の生地だけを取り外して、新品の生地に交換いたしました。
写真左に見えるのが古い衿裏生地です。

 

 

衿裏生地代 2,750円
交換手間賃 7,700円

税込み総額表示です。

※あくまでも当店のしみぬき実績事例の紹介であり、その他すべての衣料品トラブルの解決をお約束しているわけではございません。
できるもの、素材的・生地の状態的に修整不可能なもの、
当店に来るまでに散々シミヌキ行為がされてしまった残念なもの…正直いろいろあります。

しみぬき、お着物のお手入れ・メンテナンスはぜひ当店にご相談ください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。