熊本のきものお手入れ処 田崎染工です。
日々、和服のお手入れ・メンテナンス業務に携わり、今までに少なくとも累計2万枚以上のお着物を直してまいりました。
一言で「お手入れ」と申しましても、一枚々しみの状態や程度が異なっており、それこそ「十枚十色」です。
地味な職業ですが、皆さまに当店の仕事の中身と技術力を知っていただきたいという願いを込め、現役のしみぬき職人の仕事の舞台裏を写真を交えて綴ってまいります。お着物に関するさまざまなご相談ごとなどお気軽にお電話ください。
![ワンピースの色泣き](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text-1.jpg?resize=640%2C640)
ワンピースの色泣き
洋服のしみぬきも承っております!
今日はワンピースの色泣き(=色にじみ)の事例です。
当店は一般のお客さま以外にもクリーニング業界のプロの方々からもたくさんの仕事の依頼が来ます。
このワンピースもその中の一点です。
![白い部分にピンクのにじみ](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text02-1.jpg?resize=640%2C640)
白い部分にピンクのにじみ
↑白い部分がうっすらとピンク色になってしまっているのがお分かりいただけるでしょうか?
![色なき=色のにじみ](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text03-1.jpg?resize=640%2C640)
色なき=色のにじみ
↑おそらくこの赤の色が溶け出し移染してしまったのでしょう。
すべての白場がこういう状況になっていました。
( ̄□ ̄;)!!
![腕回り部分](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text04-1.jpg?resize=640%2C640)
腕回り部分
↑一番にじみが顕著な部分 脇部分には汗による黄ばみも発生しています。
裏地に同じ赤の生地が使用されているため製品全体を漬け込んで行う処理は見合わせることにしました。
面倒ですがすべての白場を一ヶ所ずつ手作業でしなければなりません。 ∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
![しみぬき完了](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text05.jpg?resize=640%2C640)
しみぬき完了
↑色なきと脇汗の黄ばみがきれいに元通りになりました!
y(^ー^)yピース
熊本でしみぬき、お着物のお手入れなら当店におまかせください。
【今回の修整参考料金 10,000円 ※消費税別】
![](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text07.jpg?resize=640%2C480)
ブラウスの衿アカの汚れ
かなり汚れが目立ちます。
![衿よごれ](https://i0.wp.com/www.tasakisenko.com/wp-content/uploads/2016/11/add_text06.jpg?resize=640%2C480)
衿アカの汚れ除去後
↑ 裏地の薄い部分もきれいに元通りになりました。
y(^ー^)yピース
【今回の衿部分のシミヌキ参考料金 2,500円 ※消費税別】
熊本でしみぬき、お着物のお手入れなら当店におまかせください。